神奈川スマブラ対戦会クロブラ主催のクロマキバレットです。
ここのところスマブラのオフ大会もかなり活発になっており、ウメブラ、スマバトの大規模大会や、自身が開催しているクロブラ等の中規模の大会だけでなく、各地で小~中規模のオフ大会が頻繁に開かれるようになってきました。
特に関東で言えば、平日大会ができるような会場が増えて来ているのもあって、日本国内でほぼ毎日、スマブラのオフイベントが開催されています。
そんな中で、新規のイベント主催者も増えており、募集の形態やトーナメント掲載形式など多種多様になってきています。
例を挙げればこくちーず、こくちーずPro、Twipla、smash.ggを使った募集方法、Challonge、smash.gg、ESPERNETWORKを使ったトーナメント掲載方法などです。
その中でもスマブラ勢だけでなく、オフラインでトーナメントとかのイベント開催しているような主催者たちには、是非「smash.gg」を使ってもらいたい!と思っているので、自分の備忘録的なもの、また情報共有も兼ねて残させていただきます。
※smash.ggがわからない人向けに、機能面も長めに書いておりますので、smash.ggの基本的な機能がわかる人は読み飛ばしてください。
- smash.ggとは
- なぜsmash.ggを推すのか
- smash.ggによるイベント登録について
- イベントの登録方法1:大会を作成する
- イベントの登録方法2:必須項目を入力する
- イベントの登録方法3:フェーズを作成する
- イベントの登録方法4:トーナメントパスの設定
- その他の設定項目
- まとめ
- 続き
smash.ggとは
そもそも「smash.gg」とはなんなのかわからない。という方も多いと思います。
smash.ggは、元々海外のスマブラコミュニティの人たちが作成した、「スマブラの大会管理をめっちゃ便利にするためのツール」です。
現在は、そのめちゃくちゃ便利なところが支持されて、スマブラ以外のゲームのコミュニティにも利用されています。
大雑把にどのような機能が備わっているかというと、
・イベント募集ページ
・イベント中のトーナメント管理
がメインの機能です。ユーザーにプレイヤー情報を登録してもらうことで、個人の戦績情報や、誰とどこで対戦しただとか、勝率が何%だとか、その辺がわかるようになっており、かなり優秀な機能が備わっています。
クロブラでは、「日本語化がされていない」という理由でsmash.ggを使用するのを避けて来ました。
何故日本語にこだわるのかというと、国内はゲームのイベントが世に知れるようになってからまだ浅く、新規の人が多いこと、また特にスマブラにおいては小学生なども多く、「日本語が全くない海外ページでいきなりユーザー登録させるのは初めてオフイベントに足を運ぶ人にはハードルが高く、折角の参加の機会を妨げるのではないか」と考えていたからです。
しかし、先日わっち氏(@watch_ssbm)が実際に海外に行って日本語化対応の呼びかけをしたことなどが功を奏し、(全部とは言わないまでも)日本語に対応されました。
なぜsmash.ggを推すのか
クロブラでは元々日本語化されていないことがネックなだけで使用していなかったので、日本語化することによって「国内のイベントは絶対使った方がいいツール」だと思っています。
理由その1:スタッフ側の管理が楽になる
smash.ggを利用する上で一番魅力的なところは「イベントスタッフの手間を軽減する」というところにあります。
例えば100人規模のイベントだと、全部が全部BO3(2本先取)だとかやってたらキリがないので、当然「予選実施」→「人数絞り込んだ上で本戦実施」の流れになるかと思います。
クロブラでもそうなんですが、スマブラ界隈の場合はイベントを実施する際に、
- ブロック分けして総当たりで予選実施(各試合結果を紙に書いてもらう)
- 記載したものが正しいかチェックする
- 正しいことを確認してからトーナメント表(Challongeなど)に転記する
- 本戦開始
という流れを汲んでいるところが多いと思います。
smash.ggを使うと、この「紙媒体で結果を記録している」というところをデジタル化することになるため、手間が大幅に削減されます(印刷の手間、スコアチェックの手間、表への入力の手間など)。
また、総当たりの結果とかも勝手に計算してくれますし、予選が終わったら勝手に本戦トーナメントに放り込んでくれるだとか、とにかくスタッフ側が使っていて楽です。
スタッフの手間が軽減する→楽になった分、進行などにリソースを割ける→大会運営に集中できる
というメリットが考えられます。
理由その2:申請ページからトーナメントに至るまでsmash.gg内で完結する
現在スマブラ界隈に関して言うと、イベントの参加募集はこくちーず、Twipla等で行い、トーナメントの実施はChallongeという形態が多く、スタッフ側もあっちのサイトこっちのサイトを触りまくってからページを公開して…という流れで煩わしい状態です。
参加者側も、ページが公式から公開されないとイベント参加中でもトーナメントが見れないだとか、そもそも申請ページはどこなのかとかありますし、サイト1から情報を取ってきてサイト2に貼り付けて~ってやり取りしてると、人がやってる以上ミスが起こりかねません。
smash.ggでは一連の流れを一括管理するため、smash.ggのみでイベントのすべてが完結します。
プレイヤーがサイトに登録し、スタッフはsmash.gg内でページを作って告知、プレイヤーはsmash.gg内の好きな大会にエントリー、スタッフ側はsmash.gg内でトーナメントを管理、という流れです。
スタッフ側はsmash.ggだけ考えてページ作ればいいですし、プレイヤー側はsmash.ggで大会情報やトーナメント情報を探せるということで、手間も減り、検索しやすくなるので非常に便利になります。
理由その3:個人の大会戦績が確認できる
プレイヤー個人で戦績情報を持っているので、大会結果をあとから見直すということが容易です。
大会のトーナメント情報から、誰が誰と当たって誰々に負けた、みたいなのが一目瞭然です。
例えば世界最強の赤ヨッシーのaMSaさんのGenesis6の戦績がババっと見れたりだとか。
また、最近の大会の順位が見れたりと、プレイヤーとしてのモチベーション継続の助けになりますし、自分が誰に毎回負けてるだとか、目標とかも見えてくるかなと思います。プレイヤーとしてはありがたいですね。
理由その4:海外に行っても通用する
スマブラに関しては格ゲーの祭典EVOを含む、海外のデカい大会は大体がsmash.ggで管理されています。
元々スマブラのユーザーたちで作ったサイトなのでスマブラがsmash.ggを使用しているのは当然なんですが、(国内で使用しているかはわかりませんが)ストリートファイターや鉄拳などのタイトルもsmash.ggが使われるようになってきているようです。
世界的に使われているサイトなので、海外に行った時もサイトの操作慣れてたらでかいイベントも安心というのがあると思います。
また、全世界の同タイトルのイベントの結果が見れるので、海外勢に「日本はこれだけ大会を開いている、そして誰々がめちゃくちゃ強い」みたいな情報をアピールすることができます。
これは各イベントというか「日本が」という括りにはなりますが、この辺をアピールできれば海外プレイヤーも「おっ、なんかデカい大会やってるみたいだし日本に行ってみるか!」みたいなのは確実に増えると思ってます。
それこそこの前のEVO JAPANの鉄拳7みたいに、突然現れたパキスタン人が優勝かっさらっていく、みたいなアメリカの大会では起こりえないことが起きたりするわけですから、国内の大会のアピールって重要なことだと思います。
また、国内大会で上位成績を収めてる人は目に留まりやすいですし、続けていくことで海外企業からのスポンサードみたいなのも、もしかしたらあるかもしれません。
理由その5:ドネーションなどその他機能が充実している
ドネーションと言えば、例えば「国内でめっちゃ強い人がいるんだけど、世界大会に出るにはお金がないから移動費が欲しい!!オラに力(援助金)をくれーーー」ってやつです。
ユーザーに投票してもらうイベントと言えば「Summit」が挙げられるかと思います。
summitであれば、ちょうど今やってますね。(2019/03/10現在)
これは招待制の大会で、世界トッププレイヤーの中からユーザーに参加してほしい人を投票してもらって、参加者を決めるというものです。
追加票を入れる場合はお金で票を買って、参加してほしいプレイヤーに投資することもできます。
また、ネットマネーでの大会参加費支払いやショップの機能もあり、国内ではあまり普及していないような機能もついているので、今後はこのような機能を使うイベントも増えるのかなと思っています。
smash.ggによるイベント登録について
smash.ggについて大雑把に紹介しましたが、かなり有用な機能が揃っているということは理解していただけたかと思います。
で、ここからはsmash.ggの使用方法について記載していこうと思います。
「プレイヤーがsmash.ggにユーザー登録する方法」に関しては、現在は日本語化対応されたこともあって特に説明は不要かなと思うので割愛させていただきます。
※1点だけ解説するとすれば、「ユーザー登録の際に海外大会に出場するつもりがないのであれば本名を登録する必要はない」です。海外大会では身分証明とか必要だったりするようです。(行ったことないのでわかりませんが…)
今回書いていくのは「スタッフ側がイベントを登録する方法について」です。
なんでそんなことを書く必要が?日本語化されてるなら簡単なのでは?
と思うかもしれません。
が、実際やってみてわかりました。
機能があまりにも多すぎて初見だとよくわからないし難易度高いです。
実際クロブラで募集を行ってみたところ、設定をミスっていて大変な目に遭いました。
ということで、あまりにもsmash.ggの有能さを語ってきましたが本題はここからです。
なるべくわかりやすいようにスクショ貼りつつ展開します。
※まだ1度しか使っていないということもあり、機能として把握できていない点もありますが、わかる範囲で展開しておこうと思います。不明点は判明次第更新しようと思っています。
イベントの登録方法1:大会を作成する
大会の基本情報を作成する
まずは大会情報を入力します。今回はユーザーは作成済みの状態として、ログインしてから作業を行います。
smash.ggにアクセスして「トーナメントを作成する」のボタンを押します。
下記ページに飛びます。
smash.ggでイベントを主催する場合、
トーナメントを申請
→smash.ggから承認をもらう
→ページを作成
という流れになっており、まずは申請をしないと始まりませんので注意してください。
新規に作成する ボタンをクリックし、必要情報を入力します。
以前に作成した大会ページをテンプレとして参照する場合、「前回のトーナメントの設定をコピーする」を選択します。
「すべきこと」の項目が表示されます。
ここの項目を全部埋めるとトーナメント申請が可能です。
イベントの登録方法2:必須項目を入力する
トーナメントに詳細を追加する
「トーナメントの説明を追加する」ボタンをクリックします。
トーナメントの詳細を記載します。
トーナメント名→大会名称を記載します。
短縮URL→短縮URLを設定できます。
地域/タイムゾーン→場所に応じて設定してください。恐らく参加募集開始時刻とかでここの設定を使っているので、適当に入れると任意の時間に募集開始できなくなると思います。
開始日/終了日→イベントの開始日時/終了日時を設定します。
プロフィール画像とバナーを設定します。
プロフ画は最低サイズが280x280、バナーは最低サイズが1600x800、上限ファイルサイズはどちらも10MBになっています。
トーナメントの説明を追加します。
画像/マークダウン形式のテキスト/動画
の3種から設定できます。
セクションは増やしたり減らしたりできます。
テキストはマークダウン形式で凝ったテキストにはできないので、画像にして見やすくしてから貼り付けるのもいいかも。
ルールを記載します。
ちなみにルールが表示されるのはイベントページの最下層になります。
並び順を具体的に書くと、
【イベント情報】
【参加者情報】
【場所】
【連絡先/スタッフ】
【ルール】←ココ
下層にあるため、初見だとルールの記載があること自体がわかりにくいかもしれません。
お問い合わせ&会場の設定を行います。
連絡先情報メールアドレス、電話番号は一般に公開されるので、公開しても問題ない場合のみ登録して下さい。
最低限、Twitter等連絡がすぐ取れる媒体のIDでも記載しておけばいいかなと思っています。
またソーシャルメディア情報には大会のTwitterアカウントとハッシュタグを登録しておくことができます。
ハッシュタグを登録しておくと、プレイヤーが参加申請したときに、Twitterで「イベント参加登録したぜ!」っていうツイートをする時に自動で入ってくれます。
「I just registered for #クロブラ14」みたいな感じですね。
ここで指定するTwitterIDは管理者の一覧表示に表示されます。
ちなみにTwitterで大会用のアカウントを持たず、個人アカウントで管理しているという大会もありますが、便宜上個人のアカウントと大会アカウントは分けておいたほうが後々便利かなと思っています。
仮に主催が交代して引継ぎなどを行う場合でもアカウントはそのままですし、主催が手が回らない時には他のスタッフに任せるみたいなこともできますので。
会場の情報です。
建物名やアクセス方法など記載しておきましょう。
会場アドレスは建物名などを入力していたら予測ででてくるので選択すると良いと思います。(住所そのまま手打ちしたら拒否されたので…)
イベントを作成する
ここでいう「イベント」は「スマブラSPトーナメント」「スマブラDXトーナメント」みたいなトーナメントのことです。
ひとまずは「トーナメントを作る」と考えて下さい。
SPだけのトーナメントであれば問題ないですが、2部門作る場合は分けて作る必要があります。
なお、Aクラス/Bクラストーナメントみたいに「予選が同じ」ものであれば「イベント」は1つあれば問題ありません。
このあと「イベント」の中に「フェーズ」を作って予選・本戦へと振り分けます。
自分の場合、この辺で用語がいろいろ出てきて混乱してきました。
smash.gg上の表記でもまあわからなくもないんですが、どうしても普段呼び慣れてる呼称で判断しておかないと、正直作ってる途中でこれがなんだっけ?みたいに混乱してしまったので落ち着かせるために表にしました。
一旦整理した上で、「イベント」を作りましょう。
トーナメントで開催するゲームを選択します。今回はスマブラSPを選択します。
次にルールを選択します。
スマブラSPに関しては色んなルールがありますが、カスタムフォーマットにしましょう。
カスタムフォーマットでは
1on1 または チーム
オンライン または オフライン
の選択ができます。
続いてイベント名を入力します。
イベント名は日本語が使えません。半角英数で入力する必要があります。
必要事項と、イベント開始日(大会当日の開始時間)、参加費用、参加上限数を入力し、「イベント登録の表示」を「表示」に設定します。
ここでイベント登録の表示を表示設定にしていなかった場合、参加者が登録する時に、「どのトーナメントに参加するか」という表示が出なくなるので必ず表示にして下さい。
「すべきこと」の情報を入力後、[トーナメントを申請する]の送信ボタンをクリックします。
※入力済みなのに[トーナメントの説明を追加する]が表示されている場合は画面を再読み込みで表示されるようです。
トーナメントへの参加人数等を聞かれます。
最後の選択肢、「イベントにファンタジーを追加することに興味がありますか?」は直訳過ぎてわからないことになってますが、ここでいうファンタジーは誰が優勝するか予想投票する感じみたいなもの、という風に聞いています。1単語で表現できる日本語がないのでこういう表記になっているようです。
実際Yesにしたらどんな感じなのかわかりませんが、基本はNoで大丈夫です。
送信ボタンを押すと、第一段階の申請作業は終了です。
イベントが承認され次第、メールが届きます。
イベントの登録方法3:フェーズを作成する
申請後、24時間以内に~とは書いていますが、実際確認のメールが来るのは5分後とかでした。(どういう確認してるのか不明ですが、ggスタッフが動いているかどうかは時差の問題もあるのでタイミングにもよると思いますが…)
botみたいなやつに複数連投でイベント作られないための対策なのか知らないですが、とりあえずめちゃくちゃ対応早くて中身見てるのかもわかんなくて笑いました。
イベントを作ったので、フェーズを作成します。
先程も表にしていましたが、フェーズは予選、本戦のことと考えて下さい。
つまり、予選で総当たりやって、本戦でトーナメントやって…みたいな設定を作ります。
イベントの「対戦表の設定」を開きます。
今回は
予選→予選結果の上位Aクラス、下位Bクラス
に振り分けるので、そこの設定をやってみましょう。
Add Phaseボタンクリックでフェーズを作成します。
まずは予選を作るので、名前はわかりやすく「Pool」とかにして、プールタイプを「総当たり戦」に設定します。
「タイブレークのルール」と表示されていますが、最初の段階だと「Game win%」、「Head-to-head」が表示されています。ひとまず保存します。
設定できる項目は
・フェーズ名称(Pool) 総当たりの設定
・プール
・参加者
・進行状態
となっています。
今回クロブラでは、全体参加者が80人おり、予選では10人のブロックを8つ作り、各ブロック上位6名がAクラス抜け→6人×8ブロック=48人がAクラス、という流れを考えています。
プールのところに必要プール数(予選ブロック数)の8を設定します。
また、「参加者」の欄の「イベントに追加された参加者を自動的に追加する」をチェックします。
ここをチェックすることで、プレイヤーが参加申請した際必ずこのフェーズに登録されるようになります。
次にAクラス、Bクラスのトーナメントを作成しておきます。
今回ABクラスは共にダブルエリミネーショントーナメントで実施します。
予選(Pool)、本戦(A/Bクラストーナメント)の3種類ができました。
次に、
Poolで抜け→Aクラストーナメントに自動的にプレイヤーが配置される設定をします。
Poolの「進行状態」のところをクリックします。
「進行数/プール数」を「上位6人抜け」に設定したいので「6」に設定。
デスティネーションフェーズ(次のフェーズ)を「Aクラストーナメント」に設定します。
Poolの設定が終わったらAクラストーナメントの方を確認します。
参加者が48人に絞られており、Poolから人が流れてくるような設定になっていることがわかります。
ではBクラスに関してはどのように設定すればよいのか、という話ですが、事前にsmash.ggのスタッフに連絡すれば設定してもらえるということでした。
現状自動でPoolの敗者がBクラスに流れるようにするにはその方法しかないようです。
ただし、Bクラスに手動で参加者を入れれば済む話なので、手間はかかれど手動でも問題なさそうです。(手動で登録するにはBクラスの参加者のところから任意のプレイヤーを指定すれば良さそうです。)
複数イベントを作っている場合はそちらも設定を忘れずに。
予選がない場合はそのままダブルエリミネーションのフェーズ1つで足りますね。
イベントの登録方法4:トーナメントパスの設定
要は「機材持参枠」とか「トーナメント参加枠」とか「見学枠」みたいな設定です。
ここがうまくできていないと上限を超えて参加者が入ってしまい大変なことになります。
イベントの「登録設定」をクリックします。
登録設定です。登録終了日(参加申請の締切日)を設定できるので指定しておきましょう。
トーナメントパス項目を編集します。
トーナメントパスは「オプション」を増やすことによって複数追加できます。
下記を設定します。
・タイトル
・料金
・制限(参加者上限数)
・タイプ(競技者/観客のみ)
・登録オプション開始日/終了日
タイトル→持参枠、SPトーナメント参加枠など参加枠の名称を記載します。
料金→参加枠ごとの料金を記載します。
制限→「制限」だとよくわからないですが、「参加者数の上限」のことです。例えばトーナメント参加枠を80と設定していた場合、80と設定すれば81人目以降はトーナメント参加枠での参加登録ができなくなります。
タイプ→「競技者」はトーナメントに参加する権限があり、先程作ったイベント(SPトーナメントorDXトーナメント)に参加することができます。
「観客のみ」はトーナメントに参加することができません。
登録オプション開始/終了日→参加枠の募集開始、終了日時を指定できます。
機材持参枠だけ先に申請受付開始したい場合などに有効です。
ここの注意点は、トーナメントに参加する用のトーナメントパスには参加上限を必ず設けておくことです。
上限がないと無限に参加申請できてしまいます。
また、複数のイベントが有る場合、例えばSPトーナメント、DXトーナメントで2種類ある場合など、両トーナメントの参加者をひっくるめて「トーナメント参加」みたいな枠にしてしまうと、参加上限が制御できなくなるので、イベントをまたぐ場合は必ずトーナメントパスを分けましょう。
ちなみに参加登録時に既に枠がいっぱいだった場合は「Registration limit has been reached for the selected option.」と表示されます。
その下の追加オプションの設定では、最少イベント数、最大イベント数、参加可能なゲーム数に制限を掛けられます。
トーナメントパス側で参加者数を制限している場合は特に必要ないかなと思います。
また複数ゲームがある場合、同時に参加できる数を制限できます。
恐らくわざわざ制限をかけないといけないようなイベントはなかなかないと思いますが…。
また、カスタムフィールドも設けることができます。
二次会参加有無の選択とかここでできそうだなあと思いました。今回は使えなかったけども…。
更に登録時にTwitterやTwitchなどの連携が必須の場合は設定できるようです。
わざわざ制限する理由もなく今のところ使う予定はないですが、そういう機能もあるということで。
ひとまずこの辺りまで設定しておけば、受付ぐらいまでの処理はできそうです。
まだ当日の受付とかトーナメント進行とかは大会になってみないとどんなもんかわかりませんが、予選に関して言えばもう勝手にまとめてくれてた(参加登録順にPoolぶち込んでた) のでおおすごいってなってます。
ペーパーレスになるのと、あれこれ手間が省けるってところが主催者目線ではすごいありがたいですね。
その他の設定項目
ステーションとストリーム
配信先は限られますが、配信するチャンネルを予め設定できるようです。
smash.ggのトーナメント進行中に、トーナメント上に「このサイトで配信中!」っていうのが表示されるのでかなり便利機能です。
ここは日本語ローカライズがされてませんが、Twitch、Smashcast、Mixerで対応しているようです。(YouTubeLiveに対応してほしい感がありますが…)
Channel Nameは、「https://www.twitch.tv/」以降のみ記載して下さい。
ステーションというのは対戦台のことを指しているようです。
〇〇番台で対戦中!みたいなのがトーナメント上に表示できるようです。
よく海外大会ではやってるやつですね
実際に運用したことないので操作方法はよくわかってないんですが、とりあえず使用するモニタ分予め追加しておかないと機能が使えないということなので準備しておきます。
設定後の画面はこんな感じです。
管理者の追加
smash.ggのページ作成者以外にも管理者ユーザーを設定可能です。
管理者を追加ボタンから、役割に合わせた権限を個人に持たせることができます。
スタッフは何かしらの権限を持たせておかないとadminページが見れないので事前に打ち合わせを追加しておきましょう。
またスタッフ含め、一般参加申請開始時間より前にトーナメントに参加させたい人がいる場合は、管理者権限のあるユーザーが追加することができます。
参加申請前に管理者権限でユーザ登録する場合は、別途smash.ggにログインしてもらい、各自の画面から「本人認証」してもらうことが必要になります。
保留状態のままにしていると、「トーナメント参加の枠は取れる状態だが、参加してないので実は枠は埋めてない」みたいなふわふわした状態になって、参加枠先に埋まってから本人確認をすると、参加枠が81/80みたいな限界超えた状態になってしまったりするようです。
安全のために承認ができているかは確認したほうが良さそうです。
支払い設定
通貨単位の設定や、現地決済、Paypal支払いなど支払い方法が設定できます。
実際国内ではほぼほぼ現地で現金払いだと思いますが、海外の大きな大会とかはネットで事前に払っておくみたいなことはあります。
そもそも日本ではPaypal払いとかがさほど定着してないので仕方ないですが、海外勢とか直接現金より事前払いしておきたいっていうのもあるでしょうし、良い機能だなと思います。
現金で管理するとトラブルに繋がることもあるので、リスク減らせますし。
QRコードでチェックイン
QRコードを発行してチェックインみたいなのができるらしいです。
今回オフにしたままだったので、次回は試してみようと思ってます。
まとめ
・とりあえずsmash.ggは運営サイドにもプレイヤーサイドにも配慮してて優秀
・機能が多く便利な半面、少々複雑なので、仕様理解がちょっと手間取りそう
・正直未だに機能多すぎてよくわかってない部分も多い
・みんなで使って慣れていこう
続き
準備編の記事に続いて当日編も書きました。
実際大会で使ってみて困った点なども書いているので参考にどうぞ。