Necromakeycon-ネクロマキコン-

唐揚げを揚げつつ横スマを振ります。

【スマブラオフ大会】何故クロマキバレットはプレイヤーとしてクロブラに出ないのか?

 先日PM大会の打上げの時に、「なんでクロマキさんはプレイヤーとして大会に出ないの?」と聞かれました。

 

その場では

「仕事で忙しくて、あんまりトレモしたりするモチベもないから」

と答えました。

 

確かにそれも要因ではあるんですが、自分の中で「これだ!」という回答がパッと出てこなかったので、ちょっと考えてみることにしました。

 

初めてのスマブラオフ

自分が、いわゆるスマブラ「ガチ勢」の界隈があることを知り、ガチ勢と初めて会ったのは大学生の最後の夏。


今まで同じ学校の人ぐらいしか知り合いがいなかった自分としては、宅オフやオフ大会(当時は福岡にいたので修羅ブラDXPM)でネットで知り合った趣味のあう人たち(本名は知らない)と遊ぶというのは衝撃的で、すごく楽しいものでした。

元々コミュ障だったこともあり、すでに出来上がっている福岡勢の輪の中に、当時は自分から入り込めませんでした。ですが、同じ場所で同じゲームをやり、一緒に笑いあうのは最高に楽しいものでした。

 

自分は神奈川でクロブラを開催しています。
開催する要因の一つは、「福岡での宅オフや大会が楽しかったこと」です。

 

こんな本気で楽しめるイベントがあったのか、もっと早く知っていればよかったと。

 

クロブラ開催の経緯

スマ4も発売し、福岡から関東に来て数か月。

関東に特別知り合いがいたというわけではなく、修羅ブラも「知り合いの集まりで開かれていたから知っていた(参加していた)」のが強かったため、関東オフ大会の事情は詳しく知りませんでした。

関東に来てからBGWとウメブラの存在を知りました。

 

その頃は割と社畜に染まっていたため、宅オフは開くものの、大会に予定をなかなか合わせられなかったり、そもそも大会の参加募集が始まってすぐに埋まってしまい、0回戦落ちで参加できないなど、関東の大会自体が需要過多の状態になっていました。

 

そこで思ったのが、参加できる大会が無いなら、
大会開けばいいんじゃね?

って話です。

 

その頃DXとWiiU双方の知り合いはいましたが、関東のオフ大会は修羅ブラのように同じスタッフがDXとWiiUどちらも開催して両プレイヤーが交流するような感じはなく、完全に参加者層が分かれていました。

 

その点も踏まえて自分が大会を開催するにあたって目標にしようと思ったことは以下で、

  • DX勢、WiiU勢に限らず色んなスマブラ勢が参加できるような大会にすること
  • 運営と参加者が楽しめる大会にすること
  • 色んなことに挑戦すること

これを目標に、楽しい大会にしていきたいなと思って出来たのが現在のクロブラです。

 

クロブラ開催後の心境の変化

もちろん大会は「暇だし大会やるかー」って感じの軽いノリで開けるもんでもなく、収支は2年経っても赤字のままなのでお察しの通りなんですが、結構大変です。

 

運営をやっていると、色んなところからあれこれしてほしいとかの要望、時にはキツイ苦情や文句、あれこれ言われます。

Bクラスやって欲しい、トナメ参加できないなら帰るから払った参加費を返してほしい、ステージ拒否がいらない・ほしい、サブイベがつまらない、3on3をやりたい、チームをやりたい、ban lylat、フリー台を増やしてくれ、進行が遅い、BO5にしてほしい、BO5は疲れる、黒ブラって黒いブラj……等

 

クロブラでは大会後に匿名のアンケートを実施していることもあって、自分の目に入るところの要望等は全部受け止めています。
受け止めた上で対応できるところはルールを変え、機材を増やし、進行方法を変え、などで楽しんで参加者が満足できるよう心掛けています。

 

でも1つのサブイベントをやるだけで

「面白かった、最高」という意見と「全く面白くない、つまらなかった」という意見

両方出てきます。

 

全員の要望に応える事はハナから無理なんですよね。個人によってやりたいことが違うわけですから。

 

じゃあなるべく多くの人が楽しめる大会にするにはどうすればいいか…?

ということを考え始めるようになりました。

 

常に過去を超える大会へ

スマブラ界隈を盛り上げるための裏方として、今後どうしていくべきかPDCAサイクルを回し回し考えているうちに、スマブラをする時間を割いて運営的立ち回りを考えることが増え、「プレイヤー」として大会に出ることはほぼほぼなくなりました。(BGWには運搬とか手伝い含めてプレイヤーで出ていますが)

ただ、それでも大会運営するのは楽しいですし、自分の大会に毎回来てくれる参加者の方には感謝しています。

 

余談ですがゲームにおいても現実的立ち回りでも、じっくり考えてPDCAサイクルを回すのが好きなようです。FEとかメガテンとかが好きなのは、世界観が好きってのもあるけど、内容的に死んでリセットしてを繰り返すゲームなので、そういうことなんでしょう。

 

よく「運営だけでいいの??」みたいなことは言われます。

もちろん自分で参加する大会で楽しみたいのは確かなんですが、楽しみ方のベクトルが若干違います。


自分主催の大会では、「自分がプレイヤーとして楽しみたい」っていうのはあまりなくて、「運営することで楽しい場を提供したい」という気持ちの方が強いです。

 

プレイヤー目線の人、プレイヤー兼スタッフ目線の人は既にいます。
それぞれ視点が違うので、「スタッフ専業の目線の人」っていうのも別の視点から見れますし、大会を何かしら変えていくには必要だと思っています。

その辺の参加者の目線によって意識の差があるところは、アンケートやスタッフ間の情報共有でカバーしているつもりですし、実際想定していない目線からの意見は来るもので、毎回参考にさせてもらっています。

 

 

クロブラ最初の大会がかなり酷かったのは、知ってる方は知っていると思いますが、そこで改善点がいくつも見つかりました。
1回目より2回目、2回目より3回目と、「前回よりもよかった」と言われるような大会を常に開催してきたつもりですし、今後も続けていくことで、多くの人に興味を持ってもらえるかなと思っています。

 

まとめ

そんなこんなをまとめると、最初の

「なんでプレイヤーとして大会に出ないのか」という問いには、

 

「自分がプレイヤーとして楽しむより、主催者として参加者に楽しめる場を提供したいから」

「大会をより楽しいものにするために、視野を広く持ちたいから」

と答えるのがよいでしょうか。

 

やはり修羅ブラとかで感じていたように、今でも一番根元にあるのは「オフ大会で」「みんなで盛り上がって」「楽しみたい」
なので、自分が楽しめさえすれば別にプレイヤーとして出なくてもいいんです。

 

強さを求めて戦っていく界隈の中で、「大会運営に興味を持ってくれる人」っていうのは、スマブラ界隈にはなかなかいないと思います。
しかし、ユーザ間で盛り上げてきた界隈である以上、一定数の運営やりたい人が居ないとオフ大会は開けません。
クロブラも、多くのスタッフの協力があって開催が出来ています。

 

もし、少しでも大会運営について興味がある人が居れば、どの大会でもいいのでスタッフとして動いてみるといいと思います。

特に昨今関東に集中しすぎている印象もあるので、地方で大会を開催したい、大会に協力したいと考えている人は、是非積極的に動いてみてほしいと思います。