スマブラDX大会におけるGCHD導入について
- GCHDとは?
- 0.前提:後期型のGCには使用できない
- 1.GC本体に結構強めに差す必要あり
- 2.GCHD自体に遅延はなし、あとはモニタ依存
- 3.アスペクト比は「モニタ側の設定」でなんとかなる
- 4.BenQの場合、スピーカーが別途必要になる
- 5.お値段問題
- 6.参考:今回紹介したもの
GCHDとは?
「ゲームキューブ」を「低遅延」でかつ「HDMI」を使用してプレイできる装置です。
以前のクロブラでも試験的に使ってみました。
前回のクロブラと、その後の宅オフで実践してわかったことをまとめます。
0.前提:後期型のGCには使用できない
GCHDはゲームキューブの「DIGITAL AV OUT」の端子を使用します。
(ANALOG AV OUTの方も差し込みますが、単に固定するためだけに差し込むようです)
後期型のGCにはこのデジタルOUTの端子が存在しないので、GCHDを使用できないとのことです。
が、実際後期型のGCはあまり見ないのでそれほど気にしなくてもいいと思います。
GC本体は500円ぐらいで買えるので買っちゃいましょう。
1.GC本体に結構強めに差す必要あり
最初使ってみた時に「なんか起動しない」と思って不良品かもと思ったんですが、差し込み具合が足りなかったようで。
しっかり刺さっていると、GC起動時にGCHDが光るようになっているので、刺さってるかわからないときはまず光るかどうか確認しましょう。
2.GCHD自体に遅延はなし、あとはモニタ依存
モニタにもよるんですが、BenQの場合応答速度を設定で変えれるので、BenQモニタを使用する場合は設定見直しておきましょう。
今回クロブラでは、予選開始前にモニタの設定を一度全て見直しました
— 神奈川スマブラ対戦会黒ブラ (@BlackBros_SSB) 2017年9月11日
BenQモニタはAMA(Advanced Motion Accelerator)というものがあり、仕様の応答速度はAMAオン時の数値のようです
メニュー→画像→AMA pic.twitter.com/OIm6wx9yNu
ブラウン管マイスターのSanneさんが「このぐらいなら全然あり」「1F」って言ってたので、多分あっても遅延1Fなんだと思います。
敏感な人でもほぼ影響ないレベル。
3.アスペクト比は「モニタ側の設定」でなんとかなる
接続したら勝手に16:9で表示されたんですが、モニタ側の設定で4:3表示もできるようです。スマ4でよく使われてるBenQ(型番:GL2460HM)も4:3で表示できました。
アス比の調整機能があれば勝手に調整してくれるもんだと思ってたんですが、手動で設定する必要があったみたいです。
ちなみに、モニタ側で16:9で表示されていても、キャプチャボード通すと4:3で表示されていたので、映像自体はHDMI通してもそのまま4:3で出力されるみたいです。
4.BenQの場合、スピーカーが別途必要になる
他の低遅延モニタがどうなのかわかりませんが、お手頃価格の低遅延モニタBenQの場合、「音量がそれほど出ないので当てにならない」という欠点があります。
実際初回クロブラとかはスピーカーとか無しだったんですが、周りが騒がしいのもあって自分のモニタから出てる音がわからない、スピーカーは絶対欲しいと言われました。
BenQモニタを使用して大会を開催するのであれば、スピーカーは必須になってきます。
スマブラWiiUの大会だと、WiiUにUSBポートがあり、そこからスピーカーを給電して音を出す、ということができますが、GCにはそれがないため別途給電手段を準備する必要があります。
コンセントに差せるタイプのUSBポートのある充電器とかがあると良いかなと思います。
1コンセントにUSBポートいっぱい差せるようなものがあれば、電源タップを買い足す必要もなさそうです。
5.お値段問題
アス比問題、遅延問題もなんとかなりそうなので、今後スマブラDXの大会でGCHDを導入するのはありだとは思います。
が、問題なのは機材の導入コストがやばいってことでしょうか。
GCHD1個が約1.6万ぐらい、モニタもBenQの定番の型だと同じぐらいの値段になります。スピーカーは1500円くらい。
GC、DXディスク等の物は揃っているものと考えて、1セット約33,500円。
仮にクロブラの規模でGCHD大会を実施するなら、8セットで268,000円。
なかなかのお値段になります。
が、ブラウン管もいずれ寿命が来るわけですし、ブラウン管自体もかなーり嵩張るので倉庫で余計にスペース取ったりして運営する側も正直つらいところがあります。
モニタであれば台車で一度に8台とか運べますが、ブラウン管は1人1台が限度でしょうし、運搬がとても大変です。
そういう面も考えると、スマブラDXをの大会を続けていく上では今後移行していくのは全然ありだなーと思っています。
6.参考:今回紹介したもの
EON HP: gchd-by-eon
GCHDについてはこちらから(※英語サイトです)
BenQ ゲーミングモニター GL2580HM
24.5インチ/フルHD/TN/ウルトラスリムベゼル/HDMI,VGA,DVI端子/2ms/ブルーライト軽減
BenQモニタはクロブラではGL2460HMを使用していますが、型が古くなっているため、今後購入する場合は後継機をお勧めします。
LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW
いつもBenQとセットで使用しているロジクールのスピーカー。
お手頃価格でUSB給電で良い、というのがメリットです。