先日、ついにecho spotを買いました。
echo spotと言っても何するものなのかわからない人が多いと思いますが、わかりやすく言うと「ユーザーが機能を追加できる高機能なSiri」って感じでしょうか。
「Alexa(アレクサ)」という単語がウェイクワードになっていて、続けて指示を出すことで、検索したり、音楽をかけたり、その他スキルを使うことができます。
とりあえず買ってみて一番最初に「アレクサ、音楽」と言ってみたら、AmazonMusicからアニソンプレイリストを持ってきてジョジョを流してきました。
echo spot買って、とりあえずで「アレクサ、音楽」って言ったらいきなりジョジョ流してきてワロタ pic.twitter.com/kMTKs2W2N1
— クロマキバレット🍗12キロ (@kiba_ssbm) 2019年2月23日
Amazonの商品なので、echo spotと自身のAmazonアカウントを紐づけておき、何か注文したいときはecho spot経由で買い物もできて、AmazonMusicなどと連携して曲も流せる、ということらしいです。
Alexa対応の商品はエアコンやテレビ、照明など既にいくつか出ており、対応の電球を使用することで、「アレクサ、電気つけて」みたいな感じで音声だけで照明のオンオフができます。
まだ電灯が切れる様子はないので、次買い替えるときは対応のものを買おうと思います。
また、エンジニアとして自分がAlexaに一番魅力に感じたものが「Alexaスキル」です。
Alexaを使用したアプリのことを「Alexaスキル」と呼び、これらは個人で作成することが可能です。
つまり「音声ユーザーインターフェース(VUI) を使ってスキル開発ができ、商品として提供できる」ということですね。
開発したスキルはAmazon上で公開することができ、Web上でオンオフを切り替えることが可能です。
試しにこの「Hey MIKU!」を使ってみました。
ブラウザを開いてAmazonで「Alexaスキル」を検索、「スキルを習得」のボタンを押すだけ、押した瞬間からecho spot側に話しかけることで使用可能な状態になっています。
Hey MIKU! pic.twitter.com/cnsNCONqvE
— クロマキバレット🍗12キロ (@kiba_ssbm) 2019年2月26日
ミクさんが即興で歌ってくれるスキルです。
流石ミクさん、こういう時代の最先端のコンテンツに対応するのが早い。
現状公開されているAlexaスキルは既に結構あるんですが、まだまだ作り手が少ないのとコンテンツ的に新しいものなのもあって、「あっ、これめっちゃ使えるな」みたいなスキルはあんまりない印象でした。
確かに音声に対して音声で返す機能をどう活かすか、という点では結構難しいところではあります。
従来のGUI等とは異なるインターフェースなので、開発も結構難しいってのがありますが、やってることは簡単で
音声をAlexa端末(echo spotとか)が聞き取り、テキスト化してjsonファイルに変換
↓
Alexa端末がjsonファイルをサーバに送信
↓
サーバ側でjsonファイルを読み取って対応する返答を送信
↓
Alexa端末側で音声として発音
みたいな感じらしいです。(以前Amazonの講習受けて来ましたが楽しかったです)
VUIの開発で一番難しいのは、「人間側が指示する際に何を言ってくるかわからないこと」で、それらしい指示語をピックアップするのが大変なんだとか。
例えば、エアコンで冷房つけてほしい時に指示するであろう単語として「エアコンつけて」だとか、「冷房」「クーラー」みたいに人によって指示する内容が様々で、それっぽい単語が山ほど出てくるので、それらに反応できるように登録しておかないといけません。
従来のGUIがコンピュータに人間側が合わせた開発方法だとしたら、VUIは人間にコンピュータを合わせていく開発方法になるため、難易度もかなり変わってくるんですね。
ということで、今は唐揚げのスキルとゲーマーに実用性のあるスキルの開発に向けて動いています。
果たしてAmazonに公開できるのかは不明ですが……。
今後盛り上がると思いますので、Alexaに関して興味のある方は是非個人で開発してみてはいかがでしょうか。
Echo Spot (エコースポット) - スクリーン付きスマートスピーカー with Alexa、ブラック