ゲームキューブやPS2にあったメモリーカード。今ではゲーム機に付属することはなくなりましたが、自分はメモリーカード推しで、Switchにも似たようなものあれば…とたまに思います。
もうゲームキューブも20年近く前のハードになるので、メモリーカード自体がわからない人もいるかもしれないということで一応解説すると、「セーブデータを保存するための記憶媒体」です。
ゲームキューブには2枚差すことができ、メモリーカードAからBへのデータのコピーも可能です。(一部コピーできないソフトもあります)
後続のWii以降では、セーブデータは本体メモリ内に保存されるようになり、必要がなくなったため消滅しました。
現在Switchでは基本的にニンテンドーアカウントでセーブデータを管理するようになり、クラウド上に自身のセーブデータを保存可能になったので、WiiやWiiUのように本体がダメになったらデータも消滅、という状態ではなくなりました。
そっちの方が安全だし、わざわざ記憶媒体を購入しなくてもいいんですが、メモリーカード形式だとメリットが2つあります。
1つ目の利点はデータをコピーして同じ状態を別環境に作れることです。
スマブラDXとスマブラSPの両方の大会に来たことある人は納得行くかと思います。
スマブラDXとSPの大会の大きな違いは、「ゲーム機持参枠」の存在です。
単にGCの本体が安いから大会側でも本体を揃えられるという話ではなく、競技用データを参加者に用意してもらう必要がないという点です。
SPでは持参者にキャラ開放済みのSwitch本体を持ってきてもらっています。
大会中にデータが飛んだり(そうそうデータ飛ぶことはないですが…)、持参だけどこのDLC買ってなかったとかそういうトラブルは避けられます。
対してDXは、セーブデータに関してはメモカ1枚あれば同じデータで全台に共有ができます。
メモリーカードは最初の読み込みだけさせた後は、抜いてもゲーム自体に支障ありません。セーブができなくなるだけなので1枚あればいいし、「大会でデータを上書きされてしまった!!」という事故は起きません。
大会開催する上ではメモリーカードでの運用ができればかなり楽になります。
2つ目の利点は1つのゲームのデータを複数持てることです。
ちょっと何言ってるかわかんないです、と言われそうですが、一度クリアしたデータを最初から消してやり直したい、でも元のデータ消すのは勿体ない…みたいなこと思ったことありませんか?
メモリーカードを差さなければデータは当然最初からになるので、最初からやりたい時はメモリーカードなしの状態、またはセーブデータのないメモリーカードを差しておけば初期状態で遊べます。
ゲーム開始時からのRTAとかだと、元データはマスタのメモリーカードに保存して、練習時にはメモカ差さず…みたいなことができます。
自分はカービィのエアライドでクリアチェッカーを何度もやり直したい(でもめんどくなったときのためにセーブデータは取っときたい)時とかにやってました。
また同じゲーム(スマブラDX)のデータでも、これ(通常のセーブデータ)とこれ(20XX)という風に各自別のメモリーカードに入れておけば保存データを分けることができるので便利です。
そういうのがあって、メモカいいなぁって思ってます。
まあGCの当時とは違い、アカウントがゲーム機本体に紐付いてるので、メモカ経由でハックされたり好きなようにされるのは任天堂も望ましくないのでなくなって当然とも言えますね。(こうなったのはWiiがガバガバだったってのも大きいんですけどね…)
SwitchでGCのVC的なものも検討している…みたいに言ってましたが、メモリーカードは当然使えないので、イベントで使うにはキャラ出しとかしないといけなさそうですね。