先日「涼宮ハルヒの新刊が出る」というツイートを見かけ、釣りだろうと思ってたんですが、いとうのいぢ先生のリツイートで回ってきたもので半信半疑でしたがどうやら本当のことのようです。
個人としては深夜アニメ、オタクカルチャーに触れるキッカケとなった小説ですし、長年「長門は俺の嫁」と言ってきた身なので、公式からの突然の供給にビビった次第です。
思い出話も兼ねて、ハルヒについて書いていきます。
「涼宮ハルヒシリーズ」について
涼宮ハルヒの憂鬱が最初にラノベとして出たのが2003年。アニメが2006年に1期。
2007年の「分裂」の後、続きが発売日まで予告されていたのですが、突然の発売延期。
当時中学生だったので、「ごめんネ!」じゃないよ!!とキレた覚えがあります。
間に2009年にアニメ2期、2010年に劇場版涼宮ハルヒの消失があり、4年のスパンを挟んで「驚愕」が2011年に発売。作者の谷川流先生曰く、「急に書けなくなった」とあとがきに書いてありました。
スランプは誰にもあるものですね。
それからずっとシリーズは終了したものと誰もが思っていたと思うんですが、11月25日にこの度「涼宮ハルヒの直観」が発売と。
結構なボリュームだそうなので楽しみですね。
「ハルヒ」シリーズとの出会い
アニメ1期は「深夜アニメ」という存在を知らぬ間に終わっていて、初めて知ったのはオタクのクラスメイトから東方やら2chやらと一緒にハルヒとかアクエリオンとかの情報も入って来てました。
そこではふーんって感じだったのが、MMRのキバヤシ(を名乗る男)がVIPでやってたねとらじの替え歌で「雪、無音、窓辺にて。」の替歌があったんですね。*1
そこで長門を知ったので、一番最初に知ったのはラノベでもアニメでもなく長門のキャラソンの替歌というすごい入り方をしていました。
そこからハルヒのラノベを買い、アニメを見て、MMRの漫画も揃えている辺りでニコニコ動画が爆誕したので(当時は会員登録に制限があってなかなか見れなかった)、あとはニコニコと共に中学高校と生きたって感じでした。
エンドレスエイトについて語る
ハルヒでよく話題になるのがエンドレスエイトですが、原作では「暴走」に収録されており、そんな長くない話です。
アニメは自分はリアタイ視聴勢です。何もわからず、8週の間(ほぼ)同じものを見ていました。
アニメ2期当時は高校生だったので実家暮らしだったんですが、地元大分県では民法3局しかなく、テレビ放映されませんでした。
しかしその当時としては珍しく、公式で「YouTube配信」してたんですよね。
ネットならいつでも見れたので、毎週どうなるんだろうと楽しみにしながら見てました。
→あーなるほど、そう来たか〜、これ気が付かないからループする前とかなのかな?
→あれ、ラノベでは15498回で今回同じだったからループ終わってたはずなのに終わらなかった…まあ次では終わるだろ
→おや……これは……?
→……
→長門は可愛いなぁ
→長門は可愛いなぁ
→長門は可愛いなぁ……
→終わったああああああああああああああああ
マジで2ヶ月使うとは思ってなかったので、スタッフ狂ってんだろと思ってました。
まあBDは買ってるし見る時は見るんですが。
ちなみに当時の2chの予想では、2クールだから陰謀辺りまで行くんじゃね?ってなってました。
エンドレスエイトは勿論1話で終わる予想だったんで、その辺の予想を裏切って話題性出したかったのかな、とも。
消失について語る
消失はハルヒの中でもかなり特別重要な話になってるので、消失が映画になると聞いてアニメエンドレスエイトの失態は水に流しました。(手のひらクルックルー)
当時まだ高校生だったので、映画があると聞いて近場の劇場を探しました。
大分県にはなく、九州は福岡だけで見れるとのこと。
これだからクソ田舎は!!と当時思いましたよ。
そこから「大学は絶対都会に行くんだ」と強い意志を持ちました。
都会の方々には信じられないかと思いますが、当時はアニメ映画が地方でそこまで権力なかったので、エヴァ破ですら大分県内での放映は公開から半年ぐらい遅れていました。
放映しないわけじゃないけど半年ってなんなの…って感じで、ネットのネタバレに半年耐え、県内の放映初日に街の小さい映画館(スクリーン1つしかない)に友達みんなで見に行きました。
エヴァは半年待てば見れたけど、流石に深夜アニメの劇場版である消失が大分で放映されるはずもなく、福岡に見に行くことに。
ただ、移動だけで往復5000円もかかって更に映画料金も…となると痛手で、しかも福岡に1人でとか行ったこともなく、それ以前に電車すら全く乗らない(バスと自転車で事足りるので電車に乗る機会がない)上に、当時携帯すら持っていなかったので1人で行くのは無理と判断し、素直に親に頼んで車で連れて行ってもらいました。
1人で映画を見たのは消失が初めてでした。
内容をラノベで知っていたとはいえ、最序盤で気がついたのがモブまでぬるぬる動いてるとこでそこからビビったし、消失長門の表情とか、朝倉のナイフ持って踊るシーンとかの「あの内容がこんな映像になるんだ」という京アニの表現力の凄さ、エンディングのみのりんの曲とかあらゆる所に感銘を受けました。
ハルヒを知る前は「この作品がめちゃくちゃ好き、映画で見たい」というものは全く無かったです。当時はアニメの映画といえばドラえもんクレしんポケモンジブリぐらいしか知りませんでしたし。
「知ってる大好きな作品が映画化する」ことがこれだけ大きなことなんだと身を持って知ることになりました。
消失の長門フィギュアがうちにあるんですが、あまりにも良いので未だに未開封のままにしています。
これ以降公式が供給が途絶えてしまったのもあってアニメのフィギュアの類は買ってないんですが、原作小説が出るんであれば今後期待してもいいんでしょうか…気になるところですが。
まとめ
あまりにも思い出として深く刻まれている作品だったので軽く書くつもりが色々思い出しつつ長文を書いてしまいました。直観の発売が楽しみですね。
このままアニメも続き出てくれると嬉しいですね…佐々木が長門の次に好きなキャラなので、動く佐々木を見たいなと思ってます。
*1:ニコニコに当時いた人には伝わるかと思いますが、スネークが雪、無音、窓辺にて。の替え歌してるやつがありました。その替え歌の元になってるのがキバヤシの替歌です。キバヤシ→スネークの時系列ですがニコニコではスネークの方が盛り上がってたように思います