Necromakeycon-ネクロマキコン-

唐揚げを揚げつつ横スマを振ります。

読書する習慣

親や学校の先生、上司などから「本を読め!」って言われた経験はないでしょうか

 

本に触れることは生活を豊かにする上で重要だとは思ってます。思ってますが、正直普段から本を読む習慣のない人に「本を読め」とだけ言ってもいきなりは無理です。

なんの本を?なんのために?読んでなにかあるの?活字?漫画と攻略本も活字だよね、読んでるけど?みたいな反応が返ってくることが多いかと思います。

 

ただ「本を読め」だけ指示されても戸惑うのは当然で、すぐ飽きてしまうとか続かないとかになるので、「本を読む動機付け」も大事です。

 

本を読む動機付け

手っ取り早く、趣味と関連付けられた書籍があれば手にとってみるといいと思います。

 

例えば、自分の例。

 

涼宮ハルヒの憂鬱」というライトノベルをご存知でしょうか。

若い方には「聞いたことがある」「知らない」レベルの認知度になってるかもしれませんが、アニメ放送当時中二病発動していた自分にはドストライクに刺さるものでした。

 

今回は別に読書で「好きなアニメの原作のライトノベルを読め!」と言いたいのではなく(ライトノベルからそれ以外の種類の本にも派生すればいいですが)、登場人物である長門有希が選んだ(というていで角川が選んだ)、長門有希の100冊』という本の一覧があります。

 

dic.nicovideo.jp

 

長門有希が選んだなら俺も読まなヤバい!」ということで、当時全部ではないにしろ読めそうなやつを読んでおりました。(存在しない書籍もあるので実質100冊ないのですが)

 

当時自分は中学生だったので、ハリーポッターと親が置いてた赤川次郎三毛猫ホームズシリーズぐらいしか読んでおらずでした。

そのため、どの人が有名な著者だとか、この人はあの著作の人の本だとか、この本は有名なヤバいやつだとか、全く知識ない状態でした。

 

まあ難しそうな本も含めて読んでみたけど「おもしろい!」と感じるところまで解釈できたものは少なく、深い理解ができなかった…というのが本音なのですが、今となっては錚々たる著者陣だなぁ…読み直してみるか…と思わされます。

 

折角なので何冊か紹介します。

 

十角館の殺人 綾辻行人

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) | 綾辻行人 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

 

当時読んで一番衝撃的で記憶に残っているのがこの十角館の殺人

高校の放送部の朗読部門で十角館の殺人が選ばれて再度読み直したり、後にアニメで「Another」を見たときに「あの時の作者の…!!」となったのはとても覚えています。

最近は漫画版なども出ているのでそちらで知っている方もいるかもしれませんね。

 

 

暗号解読 サイモン・シン

 

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで | サイモン シン, Singh,Simon, 薫, 青木 |本 | 通販 | Amazon

 

サイモン・シンの名は大人になってから数学とか物理学の方面や暗号の話が出てくると話に挙がることもあるため、「どこかで聞いたことあるな…」と何度もなってたんですが、まさか長門有希の100冊から来てたとは…とあとになって気が付きました。

情報系の人は、暗号の歴史について知れるのでなるほどなぁというところがあるかもしれません。

 

 

魍魎の匣 京極夏彦

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫) | 京極 夏彦 |本 | 通販 | Amazon

 

妖怪の話が出てくると挙がってくるのが「水木しげる」「荒俣宏」「京極夏彦」あたりだと思われますが、真・女神転生をよくプレイしている自分にとって「妖怪の話」というのはめちゃくちゃ興味惹かれるものがありまして。

よくパーティに入れてたこの悪魔、原作()ではこんななのかーとか、妖怪ってこういう理由付けがあって誕生したのかー、なるほどなーと、学ぶことは多いです。

魍魎の匣の「魍魎」という妖怪も、メガテンに登場してますね。

 

 

長門有希の100冊はもう10年以上前のリストで、更新もされないのですが、今読んでも面白いものばかりなので、読書のキッカケの一つとしてみてもいいかもしれません。

 

 

本を読んでいる人の話から参考文献を教えてもらう

前も記事にしたかもですが最近はpodcastでラジオを聴くことが増えまして。*1

そこで話の途中で紹介された本を読む、という機会も増えました。

 

なんのラジオ?というところですが、

・超相対性理論

・コテンラジオ

・ゆる言語学ラジオ

をよく聴いています。

 

ここに出ている人たち、本当に本を相当な数読んでいるので、知識の引き出しが深い深い。

1投げれば「それ知ってる!」で10返ってくるような人たちで、見てて(聞いてて)純粋にすごいなーと思います。

 

また、自分が情報系だからと得意分野の知識に偏って読書するより、他の分野を知るきっかけにもなると思います。

実際初めて聞くことも多く「おっ、それ仕事に活かしてみよ!」とか「なるほどなぁ〜そういう考えがあるのか」みたいな興味を引く話題が多いです。

純粋にラジオのリスナーなんですが、そこから興味を持ってこの本読んでみよ、みたいなのは増えたかなと思います。

自分は本をサーチする能力がまだないので、こういう人たちから面白そうな本を教えてもらうのが一番かなーと思います。

 

そんなpodcastで挙がってくる書籍ですが、まとめてくれている方がいるので、ありがたく参考にさせてもらっています。

 

つみぼん

www.tsumibon.tamari-b.com

 

個人的に聞いているラジオで先ほど挙げたものを全部載せてくれてるので助かりますね。

多分podcastから読書に興味持つような人って、同じような番組聴いて辿ってるんだろうなーという感想です。

 

本を読み始めて思ったこと

中学高校の学生時代、強制で「読書タイム」みたいなのを朝の時間にやらされていた記憶があります。

また学生時代は読書感想文とか、なにか強制で読まないといけない状態を作り出されていたので、「率先して本を買って読みたい」という読書に対するモチベーションはなかったと思っています(ラノベは読んでました)。

 

それが今は「この本のこんなところが良くて」とか「こういう本だからこういう時に参考になるよ」と本の面白さを語られると、「お、面白そうだし読んでみるか」になるじゃないですか。

この対比って北風と太陽の話に見えてくるんですよね。

 

そういうのもあって、なんの指定もなく「読め」という指示は、義務教育時代に時間を作らされて無理やり読まされていたあの頃と大差ない、ということに気が付きました。*2

自分の意識で読みたいと思う本を読まないと次に繋がらないので、やはり外部から刺激を受けて読みたい本を探していくのが最初はいいのかなあと思いました。

 

 

大人になった今、本を読んでて思うことは「なるほどだからあれはそういう意味だったのか」というような知識が更新されることの面白さ、そしていろんな事柄が繋がっていくところの面白さにあると思います。

特に今後は会社で上の方に立たないといけない身としては、本を読んで知識を深めたり、専門外の分野を知って何が繋がるか、というのは考えていきたいですね。

 

また、折角なので読んだ本の感想も今後書いていきたいなーとは思ってます。

 

*1:AmazonPrimeMusicのアプリから聴けるので、なんか作業の合間に流しとこ、で聞き始めたのがキッカケです

*2:子供の頃に、「この本面白いよ!」と先生から言われてもなかなか読まないだろうし、特定の書籍紹介するよりは読書タイムを設けて好きなもの読ませるのがいいのかもしれません。そういう意味では教育ってやっぱり難しいですね