Necromakeycon-ネクロマキコン-

唐揚げを揚げつつ横スマを振ります。

スマブラ大会もいろいろ変わってきたなという思い

スマブラfor3DSの時代からスマブラの大会は開いてるんですが、以前とはだいぶ変わってしまったなというのがあるので書き出してみます。

 

 

大会数の急増

自分が関東に住み始めた時の頃(2015年頃)ですが、関東のスマブラトーナメントといえば「ウメブラ」が代表格としてありました。

が、それに続くような規模の大会は理科大がイベントやっていたぐらいで、今のように定期的に開催されているようなユーザー大会というものはありませんでした。(多分なかった)

 

そこで「じゃあ無いなら開くかー」と、クロブラが開き始め、平日大会として闘龍門が始まり、レッドブルゲーミングスフィアの参入によりスマパが始まっていった…と記憶しています。

 

スマブラSPになり、トーナメントの数は爆発的に増えました。

ウメブラはコロナ禍でなくなってしまいましたが、置き換わる形で篝火ができ、西武撃など都内でも篝火に次ぐ規模の大会が開催されるようになり、小規模大会はもはやカウントできないレベルまでになりました。

 

大会が増えたことで参加者も地域は同じでも規模によって違う…というのが増えてきたという実感があります。

これは篝火などの超大型大会では認知できないかもしれないですが、「クロブラレベルの中堅大会では全く見かけないが、小規模の対戦会レベルではよく参加している層」というのはいるんだなというのが他の大会の参加者を見てて思いました。

 

以前は大会が少なかった上、わざわざ新しく大会開く人もそこまで出なかったため、大会に出る人は開かれてるものにとりあえず参加し、残りは宅オフで補う形だったと思います。

今はもう大会だらけになったので、あえて新規の人が宅オフに参加する理由もなくなったのかなと思います。

公募してる宅オフも「知り合い前提」のところが増えましたね。

 

知らない人を家に招くのは…危なかったりしますしね。

 

chromakeybullet.hatenablog.com

 

 

配信の位置付け

スマ4時代の大会の配信は基本的に「プレイヤーの対戦記録を残す」ことがメインに考えられていたと思っています。

しかしスマブラSP以降はYouTubeで収益が入ってくる時代となり、個人でスマブラの配信をする人、見る人が増えたことことも影響し、「大会に参加はしないけど観戦する人」が爆発的に増えました。

以前は配信したところで見てくれる人は3桁行くなんてあるわけがなく、数人〜十数人程度の同接でしたし、大会にもよく参加するプレイヤー層が見てくれていただけだった印象です。

 

そもそも、クロブラは初期の頃は配信してませんでした。

有線もWi-Fiもなかったですし、配信の余力もなかったので、配信は二の次、「参加してくれた人が楽しめれば良い」という考え方でした。

 

それが昨今は配信に「演出」が求められたり、配信でちょっとしたミスをするとチャット欄で鬼のように怒る人が出てきたり、特定のプレイヤーの中傷を書き込む人への対応としてコメント欄を常に確認しないといけなかったり…。

 

前よりも求められること、やらなくてはならないことは確実に増えたかなと思います。

 

ちなみに配信ではないですが、毎回「リザルト画像を作らないといけない」と言う強迫観念に駆られてしまっています。

Twitterで「まだリザルトでないのかな?」みたいなツイートを見かけると、リザルト画像を出すのが当たり前の文化になってしまったんだなあと感じるのと、あれ作るの確認作業入るため、リソース足りてないときは特に運営泣かせだったりします。

(決してリザルト画像そのものや、リザルト画像を求める視聴者を批判するとかそういう意図はないです)

 

 

超大型大会の存在

前もウメブラは開かれてはいましたが、篝火、マエスマTOPなどの500名を超える規模の超大型大会が各地で開かれるようになりました。

先日は九州でも256名規模で九龍が開催されましたし、マエスマの協力で香川でも150名オーバーの規模の大会が開かれました。

 

全国的に大会開催数と参加者上限の母数がインフレしている感じがしています。

以前のスマ4の環境や、スマブラDX界隈、その他のゲームタイトルのオフ大会の界隈のことを知っていると、ちょっとここまで来ると恐ろしいですね…。

 

本当に個人的な感想ですが、以前の環境を知ってるのもあるので、ペルソナ5の怪盗団的な異常な持ち上げられ方をしてるように感じています。

大衆の認知が一気に変わってしまったので、何かあると「いや今までお前興味なかっただろ」的な方向からも一気に叩かれるんだろうな、という若干の怖さがあります。

 

startggの存在

正直、現在はいろんなツールが出てますので、トーナメントを進行するだけであればstart.gg(旧smash.gg)を使う必要もないなとは思っています。

 

しかし、SWTのポイントが加算される点、超大型大会のシードを決める際にstartggのトーナメント結果で集計されたものが使用されているという観点から「startggを使用している大会だから参加しよう」という人がそれなりに増えたというのが結構衝撃的です。

 

自分は主宰だけあってクロブラが大好きなので、クロブラがどう思われているかというのはとても気になっています。

好き放題したいのがクロブラの信念ですが、好き放題して人が来なくなるのも困るので、いい塩梅を保ちたいとは思っています。

当然良い意見も悪い意見も見かけるんですが、プレイヤー目線で、大会の使ってるツールで参加するかどうかを判断しているという時代がくるとは思っていなくて。

 

若干のカルチャーショックを受けましたが、前述の通り大会の数はめちゃくちゃ増えてるわけで。

その上startggは運用がわからないとか、めんどくさいからとかいう理由(推測)で中小規模の大会では導入していないところが多いです。

そういう理由からじゃあクロブラ行くってなることもあるんだなーと参考になりました。

 

大きな大会が増えてる以上、クロブラとしてもそういう層の受皿にならないと定員割れるんだろうなーという危機感はあります。(対戦会にしたところすこぶる参加者減って定員割れたこともありましたしね)

 

 

まとめ

まとめです。

以前と同レベルの規模の大会を開き続けてる身としては、文化的な面であれこれ変わったのは、SPの人気がすごい点、コロナで大会が一度消えてしまった点もあったし大きく変わってしまうのも仕方ないなーという感じです。

 

あとは運営サイドとしてのやること、気にしないといけないこと、求められていることが増えたなーというのが大きいです。

 

もちろん便利になったところもあって楽になったところもあるにはあるんですが、大会当日の動きとしては基本的に運営への負担は大きくなったのかなと思います。

 

大会運営が長い人は特に、運営に慣れすぎてありとあらゆる作業をこなせる身体になってしまっていると思います。徐々に規模拡大とかしてるので、化け物みたいな動きができる運営も増えていて、無理矢理やれることも増えてはいるんですが、流石にこのままの運用はちょっと…というのは感じています。

 

自分もクロブラの前準備は全部やってますし、進行*1も配信*2周りも一通りできるので、全部一人でやろうと思えば64人トナメぐらいはできると思います。

 

出来るとはいえ、このままだと属人化してしまいますし、前からいるスタッフも年齢を重ねて体力持たないとか、仕事がやばいとか増えてきてるので、個人に過度に負担がかかってしまうので避けたいです。

クロブラでも今回より新規スタッフ募集をかけて人数を増やしてみましたので、内容を覚えてもらって負荷分散できればいいなあと思っています。

 

*1:初期の篝火でも進行全部やってたし、九龍でも128人トナメ回してたので大抵のトナメはこなせるはず

*2:高い配信PC買っちゃったから元取るぐらいは配信しないとね…