スマブラの大会で開催側が気を付けてほしい点についてまとめ
最近いろんな場面でスマブラの大会が開催されることをよく耳にしますが、『初めて大会を開催する』という方には見てほしい内容です
前情報無しに運営を強行しようとすると、運営サイドも勝手がわからず当日にドタバタしてしまうことが多いです
運営と参加者がギクシャクしないためにも、守っておくべき項目を記載しておきます
また参加者側も、運営に負担がかからないように配慮できるように目を通してほしいと思います
正直な話、運営に回るのはとても大変です
大会を開催するだけでも、下記の内容が必要だと思われます
1.スタッフの確保
2.会場の確保
3.大会の告知
4.機材の運搬
5.大会運営・後片付け
これらは大会を開催するのに最低限必要な内容ですが、この時点で運営側の負担が大きいという事は理解しておいてください
■1.スタッフの確保
参加者を集めるだけなら告知次第で割と何とかなりますが、スタッフを確保するのは難しいことだと思います
福岡で行われている『修羅ブラ』には何度か参加しましたが、運営の方と、機材提供や運営を補佐してくださっている九州大学スマブラサークルQSSのメンバーが積極的に動いていたため大会もスムーズに進んでいました
運営側が実際にやることとしては
▼大会開催まで
・機材の確保
・会場の確保
・参加費の決定
・ルール決定
・参加者への告知
▼大会当日
・会場設営
・機材の運搬
・参加者の確認
・注意呼びかけ
・配信・実況(無くてもよい)
・後片付け
こんなところでしょうか
詳細は後述しますが、30人規模の大会であれば最低5人以上は運営が欲しいところです
また、参加者側が運営を手伝う姿勢というのも大事ではないかと思います
■2.会場の確保
とりあえずスタッフが集まったら規模に合わせた会場を確保したいところです
大勢の人がゲームをするという事を考えると、多少騒いでも追い出されない会場が欲しいところです
会場を決める際は、
・会場へのアクセス方法
・会場の大きさ
・借りる時間帯と費用
・コンセントの位置
・室内で飲食可能であるか、また近くに昼食を取る環境があるか
・会場の利用規約
以上をあらかじめ確認しておきましょう
>>会場へのアクセス方法
→どのように会場に行くことができるのか参加者に伝えるために必要です
>>会場の大きさ
→部屋の広さで大会の規模が決まりますので、参加最大人数は会場に合わせることが多くなるかと思われます
>>借りる時間帯と費用
→時間帯はルールを決める際に必要です
ダブルイリミネーションなどを行うと大会時間が長くなるので、大会ルールも会場依存になる可能性があります
なるべく丸1日、会場を確保すると良いかと思います
費用に関しては後述しますが、「参加費徴収総額=会場費」ではなく、「参加費徴収総額>>>会場費」とした方が良いです
>>コンセントの位置
→テレビの設置には必須です
テレビとゲーム機本体、WiiUであればゲームパッドの充電などを考慮する必要があります
コンセントからのケーブルの長さの関係上、延長ケーブルは複数持参しておくと問題なく進行できます
>>昼食の手段
→丸1日開催する場合、参加者にあらかじめ連絡する必要があります
飲食厳禁の室内で行う場合は特に参加者に連絡が必要です
利用規約にも絡みますが、会場の規約を守れない人がいた場合、今後同じ会場でイベントができなくなる場合もあります
>>会場の利用規約
→飲食禁止、携帯等の個人の電気利用の禁止、過度な騒音の禁止、椅子や机等の破損など、守れない場合は会場が今後使えなくなる場合がありますので、運営が目を通し、参加者に呼びかけましょう
■3.大会の告知
大会の告知と参加者の参加表明は、管理しやすいようにネット上のサービスを利用するのがよいかと思います
ずさー
こくちーず
ツイぷら
などなど…
上記サイトなどを使って、ツイッターなどで定期的に参加表明先のURL込みで呼びかけ、参加者を募るのがいいのではないでしょうか
■4.機材の運搬
以降は当日の動きになります
機材の運搬は特に厄介で、DX等の大会は遅延が無いブラウン管をよく用いるので、機材を運ぶのがとても大掛かりになってしまいます
また、モニタは精密機械であるため運搬中の衝撃で破損させてしまう恐れもあります
車での運搬が必須になるため、何度も車を往復することにもなりかねません
特にスタッフ間で事前に話し合っておきたい項目です
■5.大会運営・後片付け
大会の際は会場設営を行い、配信環境があれば大会開催前に配信テストなどを行っておきましょう
また、参加者には事前に
・参加費の徴収
・持参したコントローラやゲームの本体に目印を付けることの徹底
・会場の利用規約などの説明
・大会の進行について説明
上記のことを伝えておく必要があります
>>参加費
→あとから回収にすると回収できない場合が出てくるので、事前に回収しましょう
トラブルの原因にもなるので、回収した際に名札を配って参加費を回収したかどうかわかるようにしておくといいと思います
大会によっては機材持ち込みした場合は参加費無料という場合があるかと思います
しかし、
持ち込んでもらった機材が破損した場合、自腹を切るのは運営ということになりかねません
「参加費徴収総額=会場費」ではなく、「参加費徴収総額>>>会場費」
と記載したのは、運営側の負担を減らすためです
もちろん機材の破損が無いのが一番ですが、運営が安心して大会を開ける環境を作るという意味では今後大会が続蹴ることができる要因になると思われます
もちろん持ち込みの機材への対応だけでなく、会場の機材の破損をした等の場合にも対応できますし、何事も無ければ運営が機材を増やす余裕もできるかと思います
>>コントローラ等の目印
→これは各地のスマブラの大会を見ているだけでも毎回耳にしていますが、
「目印をつけていなかったため誰のコントローラかわからなくなった」
「持参したWiiUのケーブルがどれかわからなくなった」
などの対策です
紛失した本人が困るだけでなく、こういったことが起こると参加者側としては「無くしたら怖いから機材を持ち込みたくない」
となってしまう場合もありますし、責任も運営側に無いとは言えませんので、やはり受付時などに呼び掛ける必要があると思います
特にケーブルなどはビニールテープなどを端子の部分に巻いて名前を書いたりしない限り見分けがつかないので、運営側でビニールテープとマジックペンを用意しておくといいかと思われます
機材の紛失に関しては、運営側が注意したのにもかかわらず、目印を用意していない人に対しては「対処できない」ということであらかじめ意思表示をしておくと今後のためにもなるでしょう
>>利用規約について
→やはりいくら伝えたところでルールを守れないという人は少数ながら存在します
あとで「聞いていなかった!」と言われないように運営側も念を押して説明する(または印刷して紙で配るなど)必要があります
>>大会の進行について
トーナメントの場合、下記のようなサイトを利用するとトーナメントが円滑に進められるのではないかと思われます
配信等を行う場合でも試合状況が一目で確認できるので、参加していない方にも配慮できてよいと思います
配信を行う場合はネット環境が必要になりますが、会場内の有線やポケットWi-Fiから配信した時にまともに見れないような状況であれば、大会進行にも影響が出るため無理に配信をしないというのも視野に入れてください
また、想定外のことが起きた場合のために、ルールをあらかじめ細かく決めておく必要はあると思います
例えば「試合中にフリーズ」「サドンデス発生時の対処」「試合中のポーズ・ノーコンテストへの処置」「バグ技の利用」など
最後に後片付けについて
これも失くし物、落し物と同じく、各地の大会で守れていない印象にあります
会場のゴミ箱がいっぱいになっていたり、そもそもゴミ箱にゴミが入ってなかったりすると、会場側からクレームが来る場合もあります
運営だけでなく、参加者が積極的に使用後の会場をきれいにしようと心掛けるのが当然ではないかと考えていますので、ここは参加者にも持ち込んだものは自分で持ち帰ってほしいところです
■まとめ
スマブラに限らすオフでの大会は開催者に大きな負担がかかります
大会が何度も開かれ盛り上がることができるのは運営に大きく関わっています
参加者側も「参加する側の客」という考えは捨てて、協力できるところは積極的に助け合っていくという形であれば、オフの大会ももっと開きやすくなるのではと思います
かなり長文になって読みにくかったとは思いますが、大会を開催する側の人間としては参加者に楽しんでもらいたいという想いが大きいです
参加者も大会に参加するだけでなく、一人一人が大会の開催に協力していけば、今後国内の各地の大会を盛り上げることができるのではと思っています