今更ですが、クロブラのコンセプトです。
5年もやってきて本当に今更なんですけどね。
コンセプトは
『主宰もスタッフも参加者も「スマブラ」を楽しめる大会』
です。
クロブラは「互いの合意があればどんなルールで対戦してもいい」とかいう、一見馬鹿みたいなルールがあります。
なんでこのルールを追加したかというと、確か公式大会予選で規定のステージ外(どこかのステージの終点化)で対戦してて再戦になった、みたいな話を聞いたんですね。
もちろんその大会は公式大会の予選ということもあって、厳密にやらないといけなかったので再戦となるのは当然なんですが、「互いの合意の元でそのステージを選んでやってたのに、再戦させられるのはなんか勿体なくね?」と引っかかったんですね。
スマブラのステージが特殊すぎるのもあり、普通の大会では使えるステージ使えないステージが存在する、というのが当たり前になっています。
でも再戦の話を聞いて、大会側で決めたルールで一生選ばれなくなるステージが存在するのはなんか違うな、と思ったんですね。
トーナメントではあるので、もちろんルールとして進行しやすいように基本的なステージはこちらで決めさせてもらうものの、「このステージで絶対やってはいけない!」とまで言う必要はないかなと思ったんです。
あくまでも競技としてのスマブラをする際に外れているステージであっても、「スマブラ」で決着をつけることに変わりはないので、「互いにやってもいいというステージであれば自由にやってもいいんじゃん?」という考えから「互いに合意があれば好きなステージで対戦して良い」というルールがまず決まりました。
その後、スマブラWiiUから時代は流れ、スマブラSP公式のイベントで、「アイテムあり チャージ切り札あり ステージ変化あり」のいわゆる公式ルールを見かけるようになりました。
ディレクターである桜井さんが言っているように、「スマブラはゆかいなパーティゲーム」です。
いろんなステージやアイテムを駆使して勝つのが本来のスマブラというゲームなので、大会で完全に禁止するのではなく、自由にできる環境はあったほうが面白いじゃん?というのが持論です。
もちろんプレイヤーのどちらかが「嫌」といえば普通の大会ルールになりますし、選択できる権利を残しておくことに問題はないと思ってます。
そのため公式ルールであるような「アイテムあり」「チャージ切り札あり」なども可能にするために「互いの合意があれば」という制限の元でなんでもありにしました。
実際この「互いの合意があれば」のルールを適用して対戦する人は少ないんですが、予選で身内と当たった人やBクラスとなると話は別。
もうこちらから言わずともやりたいルールで対戦する人が出てきたりするので、スマブラを楽しんでるのが感じ取れて個人的にとても嬉しいです。
昨年のクロブラ24のGFではまさかのでかい乱闘BO3が始まるという展開で、笑わせてもらいました。
大会開いててよかったなと思いました。
ちなみに誤解されてしまうかもですが、トーナメント上位の試合をみんなで観戦して楽しむのももちろんスマブラの面白さだと思ってますし、「参加者全員に大会のルールから逸脱して変則ルールで戦ってほしい」と思っているわけではありません。
あくまでも、「スマブラってこういうゲームだったな」というワイワイ楽しむ心も忘れないようにしたいというのがクロブラ主宰の思いです。
クロブラは現在コロナの影響で活動を休止しています。
次回の開催時期は未定ですが、再開した際には是非参加、または配信を見ていただけると幸いです。
今後もクロブラをよろしくお願いいたします。